解錠シークレットコードイチキュウキュウヨン！！

イデア「良い天気ですなぁ。」
ヴィル「そうね。」
イデア「青い空、白い雲一つない。」
ヴィル「冬晴れね、雲がないのは北風が強い証拠よ。」
イデア「へー。」
ヴィル「こんな日ぐらい、アンタも散歩ぐらいしたらどう？夏に比べれば日差しは弱い分、か弱いカイワレでも多少はなんとかなるんじゃない？」
イデア「拙者、夜行性なもので。」
ヴィル「不健康極まりないわね、あまりオルトに心配かけるんじゃないわよ。」
イデア「はいはい。」
ラギー「……あのさあ！！！お二人とも現実逃避してないでアレどうにかしてくださいよ！！！お願いしますから！！！」
ケイト「火の海にしか見えないなぁ。西はオルトちゃんのビーム、東はマレウス君の雷、後は神出鬼没なリリアちゃん……あっカリム君が消化活動してるや、リドル君とアズール君も偉いなぁ…。」
ラギー「悠長にしてる場合じゃないッスよ！？あああウツボ！！ウツボが石畳ボコボコに！！！？」
ケイト「なんかね、今月ずっと監督生ちゃんがレオナ君と共闘してるのが気に食わないんだってさ。フロイド君。」
ラギー「それ八つ当たりな上にジェイド君はただの悪ノリって事ッスよね？？？」
ケイト「大丈夫大丈夫、オレ君達で手分けして一年生ちゃん達は各地で保護してるから。」
ラギー「二年生と三年生は？」
ケイト「………イデア君、紅茶でも入れよっかー？」
イデア「オヤツ出す？たこ焼き味のうまい棒しかないけど。」
ヴィル「紅茶に合わないじゃない、どう考えても。」
ラギー「現実逃避ヤメテッスよぉおおおお！！！！！！」
エペル「りんご、剥いたんでどぞ。」
ラギー「エペル君さぁああああああああ！！！？」

■見切り発車LINE風小噺。七章未読。
ツノタロの日、その後の修羅場の話。
■キャプション、序盤相当奮闘していたヴィル様とラギちゃんとエペルを休ませる為に援軍六人(ケイトはオレ君フル出撃)で奮戦していたらこの有様な感じです。そりゃ空ぐらい眺めていたくなりますわな。もうお前らだけでいいんじゃね？とは時折思いながらも、借りを作るのが癪だとかなんかムカつくとか我儘だったり雑だったり理由で立ち向かうのをやめないNRC生が僕は好きです。なんだかんだ全員「俺が！」「僕が！」精神なんですよね、理由は全員バラバラですけど。
■この後、最前線でムチャに巻き込まれてた監督生とデュースにトラッポラはキレ散らかすし、若様の活躍への歓喜と監督生がいきなり目の前から消えた絶望で情緒ぐちゃぐちゃのセベクは叫び倒すし、エペルはリンゴ剥いてイデアに餌付けするし、もうマスターシェフの話し始めてるヴィル様にジャックも耳ペソしたりする事になる。先輩達は残党狩りをするどころか火消しにてんやわんやである。今日もカオス。
■おじたんは何故先回りしていたのか、教師陣の内二人が何故キーホルダーの力を引き出せたのか、あの【歪曲王】の姿は、そして今回の本当のなんだったのか……いろいろ明るみになったり謎が増えたりと、さてはて。近いうちに裏ゲラ辺りでこれまでの【歪曲王】情報を精査する回を設ける予定なので、その時に皆さんの考えをいろいろお尋ねしてみようかなと思います。なんなんでしょうね、アイツ。