【愛獣】トラウィスラト【第三期】
企画:愛知らぬ獣の末裔(illust/124332775)
5/14 メッセージ拝読致しました、ありがとうございます
名前:トラウィスラト・ラ・カッセル
Tlahui-zlat la Cassel
29/203cm(体高)/未定
Like:血を分けた親兄弟、美術品収集、標本学、羽根ペン作り
Dislike:身の内に潜む獣の性分、四つ角の青い蛇
混血故か腕の翼に人の手が備わっている
(手首〜小指側の側面とで翼と繋がっています)
人国貴族の家に生まれ、次期当主と名高いテオクィトラの血を引く三愛
猫の半獣である現当主の母を理想としているが、本人の意思に反してあらゆる性質が原種のテオクィトラに近い
収集癖として集める宝物は家族の抜け落ちた羽根等
ひとつひとつ手ずから羽根ペンに加工して保管している
肉親以外の他者は好きでもなければ嫌いでもない、どうとも思っていない
種族:テオクィトラ(混血)
「この名が謳うは"朝焼けの金の煌めき"。母譲りの髪と目の色に由来すると聞いております。
母のようになれたら、どんなに良かったか。……いいえ。ただの無い物ねだりですよ」
家族
父:シフルノシュト(illust/128435892)
「父上には分からないでしょうね。獣であることを是とするその生き方、如何して私に真似出来ましょうか」
「一体、我々は何を以て己を肯定出来ましょう?強さですか、正しさですか、それとも……その答えこそが愛とでも云うのですか?」
母:エイナル様(illust/128390241)
「母上。ええ、本日の予定も恙無く。必要であれば明日の件も前倒しで進められそうですが、如何致しましょうか?」
「その御姿にどれだけ憧れたことか。父上の血が濃い私には叶わぬ夢でしたが……母上、私は貴方様のように産まれたかった。
……困らせるようなことを零してしまい、申し訳ございません。子供のような駄々は、これきりに致しましょう」
弟:アズルティルナ様(illust/129137119)
「新曲も素晴らしい出来栄えでした。やはり私達兄弟の中でも音楽における才能は、アズルティルナに抜きん出るものがありますね。
お前の曲が聴けるならば何処へでも駆けつけましょう。是非、次回もお招き頂ければと」
「私からすれば、お前も未だに可愛い雛鳥のようですよ、アズルティルナ。いいえ、子供扱いをする気はございませんが……つい甘やかしたくなってしまうのが、兄の性分というものなのです。
ですので……この兄の顔を立てると思って。ひとつ、甘やかされてはくれませんか?」
弟:ショチヴァリ様(illust/129849505)
「……ショチヴァリ。ここに居たのですか。何をしているのかと思えば……おや。迷い込んだ猫を?生憎、私は見かけておりません。
見つけ次第捕まえるよう、庭師に言いつけておきましょうか……必要無い?全くどうして、お前も正しく我が父の血を引く子なのですね。分かりました。捜し物が見つけられるよう、健闘を祈っていますよ」
「ショチヴァリ、此方へおいでなさい。前に言っていた本ですが、関連書籍ごと揃えておきましたよ。それで、他に欲しいものは?
おやおや、何を遠慮する必要があるのですか。こういう時には父でも母でもなく、この兄を頼れば宜しいのですよ、私の可愛い翼ならば」
(4/30)御縁賜りました
シカトリス様(illust/129689881)
「こんばんは、ミスター。此度は随分と豪華な晩餐会のようですが、どうにも憂鬱そうなお顔をなさっておいでですね。
一体何が貴方様の表情を曇らせているのか……宜しければ、お話を伺っても?」
「此処は虚飾に塗れた舞台の上。誰も彼もが仮面を被り、心にも無い笑顔で茶番を演じる……貴方様も、勿論私も。
舞台上の退屈を持て余し、憂鬱を紛らわす話し相手を御所望の際は……是非、ご指名を。またお会い致しましょう」
「……ヴェルメリオ様。今日は随分と饒舌ですね。ああどうかご心配なく。他言など致しませんよ、貴方様と私の仲でしょう?」
「気持ちは分からないでもないのです。例えば此処に居る私が皆の知り得る私なのだと、一体誰が証明出来ましょう?……同じことですよ」
「"全部疲れた"……ですか。全てを投げ出してでも、救われたいと。
……それが貴方様の本心でいらっしゃいますか」
「であれば、私の隣に居れば宜しい。
誰でも良いのでしょう?」
「ええ。形式上の結婚と受け取って頂いて構いません。貴方様の家にとっても、損の無い取引になると思いますが。
丁度良かったのですよ。私の邪魔をしないお飾りの配偶者に、貴方様以上の適任者などいないのですから」
「──シカトリス様。私の声が聞こえておりますか?何を恐れる必要がありましょう、何も考えないで、私の目を見て下さい。
在るのは貴方様だけの金の月。此処には貴方様を脅かす影などございませんよ」
「嗚呼、なんと口惜しいことでしょうか。今もこうして貴方様を苛む影。
例え貴方様のご家族だったとて、私はそれを未来永劫許すことなど出来やしない」
「どうすれば私は、私の番に……貴方様に落ちる影を払って差し上げられる?」
「私が望むものは、何一つ手に入りやしない。何時もそうですね。
望まぬものは幾らでも掴み取れるというのに、本当に欲するものだけは手に届かない……嗚呼、何故、」
(何年、何十年、何百年だって私は諦めない)
(──この傷跡が上書きされる、その日まで)
「……、……十年。もう十年ですか、貴方様との結婚生活も」
「──十年も前のことを今更口にするのは、些か気が引けますが。
あの提案は……当時の私が唯一貴方様に砕いて差し上げられた、私の心の一片でしたよ」
「本当にどうでもよかったのなら、私は貴方様を傍に置くことさえしなかったでしょうから」
「やっと"私"を見て下さいましたね、シカトリス」
「いえ、私も漸く理解しました。ただずっと、これを望み、待ち焦がれていたのだと。
貴方様の心の空虚は私が満たして差し上げます。私以外など許さない。だからどうか、私のことも貴方様で満たして欲しい」
「貴方様を蝕んだ嘗ての影のように、貴方様が下さる消えない傷(愛)で、私の心を埋めて欲しいのです」
既知関係
無名/ヨアル様(illust/129739507)
訳あって所有元の商家から購入し引き取ることに
家族が見つかるまでの間、手元に置いて保護することとなる
「今のお前にはまだ分からないでしょうが……それでも聞きなさい。
私はお前の手足を切り落としたり、お前から何かを奪うようなことはしません。もう何も失いませんよ、お前は」
不備、問題等あればご一報くださいませ
5/14 メッセージ拝読致しました、ありがとうございます
名前:トラウィスラト・ラ・カッセル
Tlahui-zlat la Cassel
29/203cm(体高)/未定
Like:血を分けた親兄弟、美術品収集、標本学、羽根ペン作り
Dislike:身の内に潜む獣の性分、四つ角の青い蛇
混血故か腕の翼に人の手が備わっている
(手首〜小指側の側面とで翼と繋がっています)
人国貴族の家に生まれ、次期当主と名高いテオクィトラの血を引く三愛
猫の半獣である現当主の母を理想としているが、本人の意思に反してあらゆる性質が原種のテオクィトラに近い
収集癖として集める宝物は家族の抜け落ちた羽根等
ひとつひとつ手ずから羽根ペンに加工して保管している
肉親以外の他者は好きでもなければ嫌いでもない、どうとも思っていない
種族:テオクィトラ(混血)
「この名が謳うは"朝焼けの金の煌めき"。母譲りの髪と目の色に由来すると聞いております。
母のようになれたら、どんなに良かったか。……いいえ。ただの無い物ねだりですよ」
家族
父:シフルノシュト(illust/128435892)
「父上には分からないでしょうね。獣であることを是とするその生き方、如何して私に真似出来ましょうか」
「一体、我々は何を以て己を肯定出来ましょう?強さですか、正しさですか、それとも……その答えこそが愛とでも云うのですか?」
母:エイナル様(illust/128390241)
「母上。ええ、本日の予定も恙無く。必要であれば明日の件も前倒しで進められそうですが、如何致しましょうか?」
「その御姿にどれだけ憧れたことか。父上の血が濃い私には叶わぬ夢でしたが……母上、私は貴方様のように産まれたかった。
……困らせるようなことを零してしまい、申し訳ございません。子供のような駄々は、これきりに致しましょう」
弟:アズルティルナ様(illust/129137119)
「新曲も素晴らしい出来栄えでした。やはり私達兄弟の中でも音楽における才能は、アズルティルナに抜きん出るものがありますね。
お前の曲が聴けるならば何処へでも駆けつけましょう。是非、次回もお招き頂ければと」
「私からすれば、お前も未だに可愛い雛鳥のようですよ、アズルティルナ。いいえ、子供扱いをする気はございませんが……つい甘やかしたくなってしまうのが、兄の性分というものなのです。
ですので……この兄の顔を立てると思って。ひとつ、甘やかされてはくれませんか?」
弟:ショチヴァリ様(illust/129849505)
「……ショチヴァリ。ここに居たのですか。何をしているのかと思えば……おや。迷い込んだ猫を?生憎、私は見かけておりません。
見つけ次第捕まえるよう、庭師に言いつけておきましょうか……必要無い?全くどうして、お前も正しく我が父の血を引く子なのですね。分かりました。捜し物が見つけられるよう、健闘を祈っていますよ」
「ショチヴァリ、此方へおいでなさい。前に言っていた本ですが、関連書籍ごと揃えておきましたよ。それで、他に欲しいものは?
おやおや、何を遠慮する必要があるのですか。こういう時には父でも母でもなく、この兄を頼れば宜しいのですよ、私の可愛い翼ならば」
(4/30)御縁賜りました
シカトリス様(illust/129689881)
「こんばんは、ミスター。此度は随分と豪華な晩餐会のようですが、どうにも憂鬱そうなお顔をなさっておいでですね。
一体何が貴方様の表情を曇らせているのか……宜しければ、お話を伺っても?」
「此処は虚飾に塗れた舞台の上。誰も彼もが仮面を被り、心にも無い笑顔で茶番を演じる……貴方様も、勿論私も。
舞台上の退屈を持て余し、憂鬱を紛らわす話し相手を御所望の際は……是非、ご指名を。またお会い致しましょう」
「……ヴェルメリオ様。今日は随分と饒舌ですね。ああどうかご心配なく。他言など致しませんよ、貴方様と私の仲でしょう?」
「気持ちは分からないでもないのです。例えば此処に居る私が皆の知り得る私なのだと、一体誰が証明出来ましょう?……同じことですよ」
「"全部疲れた"……ですか。全てを投げ出してでも、救われたいと。
……それが貴方様の本心でいらっしゃいますか」
「であれば、私の隣に居れば宜しい。
誰でも良いのでしょう?」
「ええ。形式上の結婚と受け取って頂いて構いません。貴方様の家にとっても、損の無い取引になると思いますが。
丁度良かったのですよ。私の邪魔をしないお飾りの配偶者に、貴方様以上の適任者などいないのですから」
「──シカトリス様。私の声が聞こえておりますか?何を恐れる必要がありましょう、何も考えないで、私の目を見て下さい。
在るのは貴方様だけの金の月。此処には貴方様を脅かす影などございませんよ」
「嗚呼、なんと口惜しいことでしょうか。今もこうして貴方様を苛む影。
例え貴方様のご家族だったとて、私はそれを未来永劫許すことなど出来やしない」
「どうすれば私は、私の番に……貴方様に落ちる影を払って差し上げられる?」
「私が望むものは、何一つ手に入りやしない。何時もそうですね。
望まぬものは幾らでも掴み取れるというのに、本当に欲するものだけは手に届かない……嗚呼、何故、」
(何年、何十年、何百年だって私は諦めない)
(──この傷跡が上書きされる、その日まで)
「……、……十年。もう十年ですか、貴方様との結婚生活も」
「──十年も前のことを今更口にするのは、些か気が引けますが。
あの提案は……当時の私が唯一貴方様に砕いて差し上げられた、私の心の一片でしたよ」
「本当にどうでもよかったのなら、私は貴方様を傍に置くことさえしなかったでしょうから」
「やっと"私"を見て下さいましたね、シカトリス」
「いえ、私も漸く理解しました。ただずっと、これを望み、待ち焦がれていたのだと。
貴方様の心の空虚は私が満たして差し上げます。私以外など許さない。だからどうか、私のことも貴方様で満たして欲しい」
「貴方様を蝕んだ嘗ての影のように、貴方様が下さる消えない傷(愛)で、私の心を埋めて欲しいのです」
既知関係
無名/ヨアル様(illust/129739507)
訳あって所有元の商家から購入し引き取ることに
家族が見つかるまでの間、手元に置いて保護することとなる
「今のお前にはまだ分からないでしょうが……それでも聞きなさい。
私はお前の手足を切り落としたり、お前から何かを奪うようなことはしません。もう何も失いませんよ、お前は」
不備、問題等あればご一報くださいませ
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2025-04-29 23:30
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