【影企画】はくちょう【ぴくカゲⅢ】
■本体:仁本乃 十三(にもとの じゅうぞう)/48歳、中肉中背、既婚、いたって普通のサラリーマン。最近、反抗期らしい娘(高校生)とは会話らしい会話をしていない。仕事でもうだつが上がらず、上司には無茶を強いられ、若い部下には陰口を叩かれる日々。毎朝新聞の事件欄を見ては自分も影による犯罪・事件に巻き込まれやしないかと戦々恐々とし、家族とのすれ違いは解消せず、夏の日差しは寂しい頭部に降り注ぐ。そんな様々なフラストレーションとストレスと頭皮へのダメージから、ある時ひとつのカゲを生み出してしまう。しかし影の出現場所は後頭部、鏡でも使わなければ見えない上に、本体より空気を読めるのか覚醒時にはめったに現れない。そのため本体(仁本乃十三)自身は、自分を影を持たない人間だと思い込んでいる。果たしてそれは彼にとって幸せなことだったのであろうか。ちなみに、髪型はいわゆる「すだれハゲ」「バーコードハゲ」である。 ■影:はくちょう/本体(仁本乃十三)の後頭部に現れる黒鳥の影。黒鳥なのに「はくちょう」という名前は、本体(仁本乃十三)の「たとえ黒いものであっても、上が『白』と言えば『白』と言わねばならない」という強い強迫観念とも言える上下関係観から来ていると推測される。知能はそれなりに高いようで、影に怯える本体(仁本乃十三)の余計な心労を増やすまいと人前にはあまり姿を現さない。それというのも、影の身体は本体(仁本乃十三)の毛髪から成るため、過度なストレスは頭皮へのダメージとなり影の存在を脅かしかねないのである。しかしひとたび本体(仁本乃十三)に危機が迫れば影が本体(仁本乃十三)の身体を乗っ取り謎の武術で敵を倒す予定。その間の本体(仁本乃十三)の意識は無いものと思われる。ちなみに、整髪料くさくてベタベタしている。 …と、ここまで長々とお付き合いいただきましてありがとうございました。死亡重傷以外であればどうぞご自由にご使用くださいませ。 企画元様【illust/20039532】 ロゴお借りしました【illust/20040134】 あとあとキャプション変更あるかもしれません。
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2011-07-09 16:03
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