横廠 九〇式水上初歩練習機

 昭和4年(1929年)に一三式水上練習機の 後継機として開発が開始された機体。翌年には試作機が完成している。
 瓦斯電(後の日立)が開発した「神風」発動機を搭載し、胴体構造を当時珍しかった鋼管溶接の骨組みと した機体で、電気溶接を使用した日本初の機体でもあった。
 昭和6年に九〇式水上練習機として制式採用され(昭和13年に九〇式水上初歩練習機と改称)、海軍操縦士が 大空への第一歩を踏み出す機体として長年使用された。 零式水上初歩練習機採用後、一部の機体は民間の 飛行クラブ等へ払い下げられたが、軍に残って使用された機体も多かった。
 なお、陸上機型も計画されたが試作のみに終わっている。
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2020-10-06 18:54

 rakku666


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